金融行政モニターについて
金融行政に関するご意見・ご提言・ご批判などをお聞かせください金融庁では、金融機関及びその職員、学識経験者やシンクタンク、事業会社をはじめとする皆様から、金融制度や金融庁に対する率直なご意見・ご批判などをお聞きするため、「金融行政モニター制度」を設置しております。
Ⅰ.制度の概要
1.設置経緯
金融庁では、これまでも様々な手法により金融機関や一般の方々から、金融行政に関するご意見等をお伺いしておりましたが、金融機関などからは、聴き手が金融庁職員であることにより、必ずしも率直な意見等を言うことは難しいとのご指摘もありました。このような点に鑑み、金融庁職員ではなく中立的な第三者である外部専門家が直接にご意見・ご提言・ご批判などをお聞きするため「金融行政モニター受付窓口」を設置し、寄せられたご意見等を金融行政に反映できる仕組みを構築しており、平成28年1月29日より運用を開始しています。
2.制度のポイント
- お寄せいただいたご意見等は金融行政モニター委員(中立的な第三者である外部専門家)に直接届きます
- ご意見等は、金融行政モニター委員の見解が付された上で、金融庁幹部に届けられます
- 意見提出者の匿名性は厳格に担保されています
- 会社や団体を代表した意見等ではなくても提出が可能です
- お寄せいただいた意見等に関する金融機関内での議論等が金融検査等の検証の対象となることはありません
詳細は パンフレット(PDF:765KB)をご確認ください。
Ⅱ.金融行政モニター委員
金融行政モニター委員として、下記の6名の専門家が任命されており、中立的な立場から、外部の皆様の方から意見等をお伺いします。
井上 聡 弁護士 (長島・大野・常松法律事務所パートナー)
神作 裕之 学習院大学法学部 教授
白須 洋子 青山学院大学経済学部 教授
永沢 裕美子 フォスター・フォーラム(良質な金融商品を育てる会)世話人
米山 高生 一橋大学 名誉教授
和仁 亮裕 弁護士(GT東京法律事務所 シニア・カウンセル)
(敬称略、五十音順)
Ⅲ.意見提出要領
ご意見等の提出要領は、こちらでご確認ください。
Ⅳ.意見の受付及び活用状況
本制度の実効性・透明性を図る観点から、寄せられたご意見等の受付状況及び金融庁の対応について、以下のとおり公表しています。
1.受付件数
平成28年1月29日から令和6年3月31日までに寄せられたご意見等の件数
受付期間 | 意見受付件数 |
平成28年 | 27件 |
平成29年 | 49件 |
平成30年 | 40件 |
平成31年/令和元年 | 30件 |
令和2年 | 53件 |
令和3年 | 30件 |
令和4年1月~3月 | 12件 |
令和4年4月~6月 | 15件 |
令和4年7月~9月 | 9件 |
令和4年10月~12月 | 7件 |
令和5年1月~3月 | 14件 |
令和5年4月~6月 | 12件 |
令和5年7月~9月 | 13件 |
令和5年10月~12月 | 8件 |
令和6年1月~3月 | 9件 |
※ 公表にあたっては、金融行政モニター委員から金融庁幹部等にフィードバックのあったご意見等のうち、主なものについてご意見等の提出者の同意があるものに限り公表し、所属組織や個人等に係る情報は非公表としております。
2.活用状況
いただいたご意見等は、金融行政モニター委員の見解が付された上で、金融庁幹部職員等へフィードバックされ、以下のように活用されています。
(1) 外国銀行支店に係る事業年度の弾力化 <銀行法改正につながったケース>
(寄せられた意見等)
|
<金融庁の対応>
|
(2) 現金等紛失に係る不祥事件届出の金額基準の撤廃 <銀行法施行規則改正につながったケース>
(寄せられた意見等)
|
<金融庁の対応>
|
(3) 信託銀行における運用について<信託業法等の解釈を明確にしたケース>
(寄せられた意見等)
|
<金融庁の対応>
|
Ⅴ.金融行政モニター委員と金融庁幹部の意見交換会開催状況
お問い合わせ先
金融行政モニター制度の仕組みに関する質問等は金融サービス利用者相談室で応じています。
〔金融サービス利用者相談室〕
受付時間: 平日 10時00分~17時00分
電話番号: 0570-016811
※IP電話からは03-5251-6811におかけください。
(音声応答の後「6」番をプッシュして下さい。)