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つみップオンライン要旨その2

【続・山崎元氏プレゼンテーション】

新型コロナと投資方針

  • ・今回の市場下落は、リーマンショックやバブル崩壊とは違うメカニズムで起きています。リーマンショックやバブル崩壊は金融的な問題から起こり、高過ぎた株価や不動産価格が下落し、不良債権が発生して不況となりました。今回は、感染症が拡大し実物経済がいきなり止まり、不況が先に発生しています。今後、金融的な問題に発展するか、感染症のワクチンや特効薬ができるかどうかは分かりません。現実的には、コロナ感染拡大を抑えながら、医療が崩壊しない程度に経済も再開していき、感染が増えると再び自粛を求める形になるのではと個人的には想定しています。経済は自粛の影響でかなり厳しいですが、先進国が大規模な金融緩和と財政出動を行っており、経済を再開するというニュースを好感して株価は上がっています。(発言当時)

  • ・先行きを見通すのは難しいですが、株価というのは現在と将来の見通しをいつも織り込んで形成されていると考えられます。日経平均24,000円の時に投資したのと、今の20,000円で投資するのは、どちらが不利とも有利とも言えないのです。今の株価が有利でも不利でもなく、今までの投資方針が妥当なものであれば、そのまま維持していいということです。コロナ下の投資方針をよく聞かれますが、余裕があれば追加投資すればいいし、積立投資は将来のためなので、そのまま続けるといいと答えています。

お金の4密を避けよ!

  • ・新型コロナウイルス感染拡大を避けるために、3つの密(密閉、密集、密接)を避けよと言われる。それは、金融取引においても同じことが言えるんです。金融機関の応接間に通されて密閉空間に行き、上司や支店長など密接して話されると、商品を買うまで帰れないというプレッシャーに晒されてしまう。密集という点だと、セミナーなどで集団心理の影響で周りの人がやるというと、やらないといけないような気がしてくる。人と一緒にお金の意思決定をするのもよくない。

  • ・4つ目の密は、「秘密」です!金融マンはよく「秘密の話なんだけど、ある筋から聞いた話なんだけど」と言うが、儲かるいい話を人に話すわけはないので、秘密も避けるべき。お金は4密を避けましょう!ソーシャルディスタンシングと言われるが、お金の意思決定においても他人と距離を置いて、自分で行うべきです。金融マンと話すときにも、ウェブ会議などで離れて会話をすると、不要不急の話をしているかはよく分かるはず。ファイナンシャル・ディスタンシングも大事。私も金融マンなので、私の話も鵜呑みにしない方がいいですが。

(つみップオンライン要旨その3に続く)

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