アクセスFSA 第82号(2010年1月)
【金融ここが聞きたい!】
このコーナーは、大臣の記者会見における質疑応答などの中から、時々の旬な情報をセレクトしてお届けするものです。
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Q1: 先週末(注:米国時間1月21日)、突如として発表されたオバマ大統領の金融規制について日本の銀行が受ける影響について、改めてご見解を賜りたいと思います。
A1:それは、オバマ大統領は、そういう処置をとれば、一時的には株価等にも影響するということを分かっておられてやられたわけですけれども、やはり、金融がきちんと正常に機能していくためには、やはり政府としての、そういう、ちゃんとした指導的な役割を果たさなければいけないという、過去の苦い経験を踏まえておやりになったことですからね。私は、すばらしいリーダーシップを発揮されたと思いますね。
Q2: 他方、日本の三菱(東京UFJ銀行)なんかも、モルガンスタンレーに出資していたとか、向こうの投資銀行の経営に影響を与えれば、翻って日本の金融機関への影響はあるとは思うのですが、その大きさについてはどういうふうに…。
A2:そんなこと分かるわけがないではないですか。頭取に聞けばいいですよ。そんな細かいことまで分からないですよ。それは、影響がないということはないでしょう。しかし、それは、もっとでかい悪影響が将来起きることがないように…。オバマ大統領がやられたことが、将来、三菱東京(UFJ銀行)等に対してプラスの効果があるかもしれませんよね。今は良くたって、将来バブル化してしまって、サブプライム・ローンの破裂のように大変な被害を受けた(場合)、そのほうが大変なのですよ。
だから、アメリカが、そういう意味で、この世界経済に対して責任を持つという視点からも、私は、オバマ大統領がアメリカの金融資本に対しての、一つの自制といったらおかしいけれども、節度ある活動を求めたということは当然ではないのですか。
Q3: それに絡んでですけれども、日本はそれに同調するお考えというのはあるのでしょうか。
A3:「同調する」と言ったって、金融庁は、今も、金融機関が社会的責任を果たして、ノーマルな、あるべき金融業務を果たしていくように、一生懸命、指導・監督もしているわけですから。金融庁は非常に頑張っていますよ。ただ、監督・検査の理念というのが、がらっと変わったわけですけれども…、「変わった」と言うか、変えてしまったのですけれども、新しい理念に基づいて、きちんとやってくれていると思いますよ。
Q4: 直接的に、オバマ(大統領)さんに呼応して、何らかの、同様の規制を日本に導入するという考えは、今のところ、具体的にはお持ちではないということでいいですか。
A4:「呼応して」とか何とかいうような…、立派なことをおやりになる場合は、それに対して敬意も表するし、参考にする場合もあるけれども、それで、では何をやるかというような、私は、そういう短絡的な男ではありません。
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【11・12月の主な報道発表】
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